基本方針の3に掲げた「難病」に関する解説
小野田赤十字病院は山口大学医学部附属病院(神経内科教室)を中心拠点病院とした難病医療ネットワークの主要メンバーであり、山口県内に5つある二次医療圏ごとに1施設ずつ指定されている「難病医療の中核病院」の1つです。
山口大学医学部附属病院の神経内科専門医の協力を得ながら難病患者さんの治療を行っています。
対象となる代表的な疾患としてはパーキンソン病(およびパーキンソン病関連疾患)・筋萎縮性側索硬化症(ALS)・筋ジストロフィーなどの神経筋疾患をはじめ、他に、多発性硬化症などの中枢神経疾患や神経脱髄疾患など多岐にわたります。
難病の患者さんは長期の入院治療を強いられることが多く、高度急性期医療に特化した大学病院での長期入院が困難であることから、大学病院での急性期の診断や治療が終了した後に当院に転院して頂き、長期療養および治療を継続して実施することで、山口大学の後方支援病院としての重要な役割を担っています。ちなみに、当院療養病床の20%超の患者さんが脳神経内科関連の難病疾患で入院治療を受けておられます。
当院では病状の軽い患者さんのみならず、人工呼吸器管理を含めた長期の呼吸循環管理をはじめ、他院では対応が難しい患者さんの入院も積極的に受け入れています。
またご希望により在宅での生活もサポートできるように在宅訪問診療をはじめ、訪問看護や介護施設などの手配も可能です。
ご質問などがございましたら下記メールアドレスから当院(院長 佐藤智充)までご連絡ください。
小野田赤十字病院 院長
佐藤 智充
tsato-ymg@umin.ac.jp
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